思索録

頭からこぼれ落ちてなくなってしまう前に。

自己犠牲は優しさには決してなれない

自己犠牲。一見とても綺麗な言葉です。人のために己を捨てる。
でも、実は楽になるのは自分だけかもね。
そんなお話です。




わたし、相手のために自分を犠牲にするのは間違いだなぁって、最近…というかここ1年で実感したんだ。
わたしも、大事な人たちのためならいくら損してもいいなぁって思うことあるけどね。でも駄目なのです。


自己犠牲の問題点は、相手の知らないところで勝手に行われてしまう、ってところ。

勝手に自己犠牲による愛情表現をされた相手は、どうにかお返しをしなきゃって考えてしまう。
だって自分のために誰かが不利益を被ってしまったから、不幸になってしまったから。

どうして、頼んでもいないのに。

そうして、あぁどうやって報いたらいいのだろう、なんて申し訳ないのだろうって思い悩む。


それって、大事な人に負担がのしかかってしまうことになるんじゃないかなって。
…悲しいことです。



たぶん、自己犠牲をしたくなるくらいあなたにとって大切な相手は、あなたが苦しむことを喜ばない。あなたの幸せを自分が奪ってしまったことに絶望するでしょう。しかもそれが自分の力の及ばないところで勝手に為されてしまったら、ホントにどうしたらいいか分からなくなっちゃうと思う。
自己犠牲は自己満足でしかない。



だからね。自分の幸せを追求していくことこそが、大事に思ってくれる人たちのためにも、大事にする人たちのためにも、一番いいことだと思って過ごしています。
わたしの大事な人たちにも、そうであってほしいな。




独り言を聞いてくれてありがとう。
またね。


いさ